第46回  子どもへの関心

子育てゼミナール

 

 

 

 

ぬほほほほ。

みなさんこんにちは。

さてみなさんはこどもとおるとき、スマホはどうしとるかな?

こどもは養育者の気持ちが自分以外に逸れ取ると空虚な気持ちを感じる。

過度にウロウロしたり、養育者がしてほしくないことをするのは養育者の気を引こうとする行為。

〝僕、こんな悪いことをしているよ〟〝ほらほら、こんなに危険だよー〟そんなメッセージを送信しとる。

叱られても、こどもは養育者の気を引きつけておきたい、見ていてほしい。

何度叱っても悪さばかりしたり、こどもから目を離せないときはその子は愛情がまだ満足しとらんかもしれん。

こどもの満足の感じ方はその子それぞれ。

決して養育者が愛情を与えておらんわけではないから、自分を責めんでええぞ。

こどもは愛情に貪欲。

足りないなら補えばええだけじゃから。

こどもはたっぷり甘やかしてほしいし、甘えたい。

そして、しちゃいかんことは教えてほしいし、悪いことをしたら注意してほしい。

すごく悪いと自分でわかっていても自分ではやめんといて、言われたら反抗するのに、養育者には体を張って止めてほしいと願う。

真の愛情を求め、どこまで真剣に自分と向き合ってくれるか試しとるときもある。

ある不登校の子がこんなことを言うとった。

『首に縄付けてでも学校に引っ張って行って欲しかった』と。

何を言うとる、その子の親も精一杯頑張り、心から心配しておったよ。

こどもの心は大変、未熟で複雑なもの。

自己中心的でわがままな言い分いっぱいぶつけてきよる。

じゃが、それもこども。

その子の全部を受け止めよう。

こどもの存在を否定することは、売り言葉に買い言葉であってもなにがあってもしてはいけない。

その事柄のみを注意する。

そこは絶対に妥協せずに。

こどもに嫌われることの回避を優先するのではなく、たとえ、こどもと衝突してもこどもの未来を一番に考えてブレない姿勢で関わろう。

じゃが、生まれた瞬間から、しっかりと関心を持ってやっとれば、こどもは試し行為をする必要そのものがなくなるから、のちにガミガミ言うより何倍も効果的で子育てが楽になりやすい。

こどもの持って生まれた気質により個人差はあるが公共の場でジッと待っていたり、素直に言うことを聞くことが上手になる。

見ていてやること、一緒に時間を共有することはこどもの人生を左右する。

『レストランで注文品が出てくるまでの間』『バスや電車、車にのっとるとき』『病院での待ち時間』など。

小さな空き時間に〝ちょっとだけ〟とスマホをつい覗きがちじゃが、思い切ってみんなでやめようではないか。

こどもが起きとるとき、こどもがみとる前では意識してカバンの中にしまっておくことを提案するぞ。

公園で夢中になって遊んでいて「こんなに楽しいことしているよー」と振り返ったら、養育者がスマホの画面を夢中で見ていたらどんなに悲しい気持ちがするじゃろう。

一緒にテレビを見ていて「おもしろいね!」と横をみたら、養育者はラインに夢中だったらこどもはガッカリして、こどもの心は拗ね、ひねくれてしまう。

どんなに自分が夢中で遊んでいても、振り返れば、養育者が自分を見てくれていて、目が合い、にっこりしてくれる・・。

そうしたらこどもはどんなに幸せ気分に包まれるじゃろうか。

想像するだけで嬉しい。

そんなこどもたちばかりにしてあげたいとわしは思うのじゃ。