第8回 人生脚本の書き換え ~ 大人編 ~

子育てゼミナール

ぬほほほ。

今回は自分の人生脚本の書き換えについてじゃ。

自分の人生パターンのお決まりのラストとその時頭に浮かぶセリフはなんじゃ?

そしていつも味わう嫌な感情があるはずじゃが、なぜか、その感情を味わいホッとしとる。その感傷に浸る心地よさを手放しなされ。

それこそが、自分を敗者の脚本に導いとる。この感情を手放せるかがカギとなるんじゃ。

なぜなら、 「変わりたいと思わない人もいないが、変わりたくないと思わない人もいない」 からじゃ。

敗者の脚本は、いつもの感情に浸るために自ら敗者に向けての選択を繰り返す。

手放す決意をしたら、禁止令とドライバーを思い出そう。

もし、わからんだら、バックナンバーをみとくれ。

まず禁止令じゃ。

  • 存在するな 「お前さえいなければ」
  • 重要であるな 「大人の会話に口をはさむな」
  • 楽しむな 「弟妹の面倒をみろ」 「礼儀正しくしろ」
  • 大人になるな 「可愛い、可愛い」
  • 感じるな 「泣くな」 「歯を見せて笑うな」
  • 考えるな 「お前は〇〇だけ考えていろ」
  • 成功するな ← 何をやっても批判された
  • おまえ自身であるな 「お前が○○だったらよかったのに」
  • 健康であるな ← 病気の時だけ気にかけてもらえた
  • 仲間を作るな 「塾があるから遊んではいけません」
  • ~するな ← 何かしようとするたびに注意や干渉された
  • 属するな 「お前みたいなやつが○○なわけないだろう」
  • 欲しがるな ← 親が我慢ばかりの生活をしていたなど

次にドライバーじゃ。

  • 完全であれ
  • 努力せよ
  • 急げ
  • 喜ばせよ
  • 強くあれ

以上の中で自分に心当たりのあるものはどれじゃ?

いつもの生きづらさを感じた瞬間、自分を見失いかけたいつもの瞬間に、まず、深呼吸。

そして、その自分を縛るものに許可をするのじゃ。

 「そのままでいい」 「あるがままでいい」 

 「休んでいい」 「無理しなくていい」

 「ゆっくりやればいい」 「自分のために生きていい」

 「自分を大事にしていい」 「人に頼っていい」

 「弱くてもいい」 「人といていい」

と自分に何度も優しく許可しよう。そして、自分を拘束していた言葉と “真逆” を意識するんじゃ。

いつもと同じパターンに陥りそうなとき、すぐに方向転換して、いつもと違うセリフといつもと違う行動をする。

最初は不安に襲われるかもしれない。じゃが、その不安は悪魔のささやきだと自分に言い聞かせ、とりあえず、まずは3ヵ月続けてみる。

最初は、今までと違う自分を演じるのだから、周囲に違和感を与えるかもしれない。

でも惑わされないこと。

3ヵ月もすれば、あなたの心の安定を感じる人が出てくる。自分で心にゆとりを感じるようになる。

人生脚本はそう簡単に変えられるものではない。

何十年もその脚本の主人公を演じてきたのだから。

しかし、何もやらなければ何も変わらない。

自分を生きるために決意と実行を強くあらば、必ず、自分の人生に手ごたえを感じることができるじゃろう。