第21回 もしもしでよしよし

第21回 もしもしでよしよし

こんにちは!

突然じゃが、みなさんはこどもが保育園や習い事などを欠席するときの連絡はどうしておるかな?

こんなときこそ、こどもが社会性を身に付けるための貴重な経験の機会じゃ。
提案じゃが、高熱でうなされているなどの事情でないなら、自分で連絡をさせてはいかがかの。

メールで済まさせず、電話をかけてあげるのではなく、自分で電話番号を探させるところからできれば、素晴らしい!

「 自分で電話をしようか?先生が出たら、なんて言う? 」 とこどもに問いかける。

答えられなければ 「 ○ちゃんはなぜ、いまからお電話するの? 」 と目的を聞いてやる。

こどもがもし、「 休みますって言う 」 と答えたら、「 偉いね!ちゃんと言えるね! 」と喜び、驚き、褒め、そして、「 あっ、でも先生、〝 なんで休むんだろう? 〟って思うかも? 」 と問いかける。

こどもが答えられなければ 「 〇ちゃんは今日、なぜお休みするの? 」 と聞き、こどもが 「 咳が出るから 」 など答えたら、「 そう!じゃ、そう伝えたら、〝〇ちゃんは咳が出るから今日はお休みなんだな〟って安心すると思うよ!〇ちゃんは偉いね! 」 と褒める。

ここでこどもは何を学ぶか。

責任感じゃ。

自らの行動に自らで責任をとる。そして、他人とのコミュニケーションに積極性と勇気を持つことの経験と訓練ができる。物怖じしない自分に自信が持て、自己有能感が育つ。

重要なことはまず、すべてをマニュアル化して教える事ではなく、自分で何をどう伝えることが必要なのかを考えさせること。

①電話した目的(欠席連絡)
②欠席の理由 

この二点を自分で考えた自分なりの言葉で表現させることが大切。
内容が目的とかけ離れていなければ、養育者の期待した表現、例えば 「 風邪をひいて熱があるので休みます 」 などのセリフでなくても、言い直させない。

達成感が不完全燃焼になるからじゃ。自分で考え自分で表現したからこその充実感、達成感、そして自己決定感を味わえる。

先生には申し訳ないが初めての電話の時はあえて 『 先に名乗る 』 ことを教えておかない。こども自身がたくましく自分で考えて名乗れる可能性があるからじゃ。

全部を教え込み、準備を万全に整えてやるのではなく、こどもを信頼して〝 自分でできること 〟を残しておく。

こどもが 「 〇〇ですけど 」 と名乗れたら、電話口の横で手を思いっきり叩いて拍手するジェスチャーをして大いに喜び褒めている姿を電話中のこどもにみせよう!

小声で 「 素晴らしい!!すごい!すごい! 」 と興奮した様子をみせてやろう!こどもはものすごく嬉しくなるぞ。

もしも名乗らなかったとき、こどもの耳元で 「 誰が電話してきているか先生わかんないよ 」 とすぐさま囁き、こどもが慌てて 「 〇〇ですけど 」 と言えたら 「 そう!そう!立派! 」 とガッツポーズし小声で大げさなくらいに褒めよう。

電話を切ってから思いっきり褒めて抱きしめよう。

子育ての日常生活は未来への宝の山。余すことなくこどもに伝えたい。
ただし、その思いが先生などに伝わらず、こどものあとで大人が電話を代わっても、組織なりの理由でこどもが電話をかけてくることへの拒否を示すこともある。

そんなときは養育者側が柔軟に妥協することも必要。その話はまた次にお話しするとしようかの。
ぬほほほほ 。