第13回 お手伝いで遊ぼ!!

子育てゼミナール

はいはい、みなさんこんにちは!

今回は「お手伝い」についてじゃ。みなさんはどんなふうにお手伝いをしてもらっとるかの?こどもにお手伝いを日課として割り振っとるとこもありそうじゃ。

決して悪いことではないの。じゃが、わしからの提案じゃ。お手伝いをこどもの仕事や義務にせんではどうかの?

こども自身が 「これやっといたよ!」 と嬉しそうに養育者の喜ぶ顔見たさに自分で考えて自分ができることを自分からしてくれたらどんなに幸せじゃろう。

こどもも、誰にも言われないのに自分からお手伝いをする自分を誇らしく思える。わしは決して家事などを養育者(母親)の仕事じゃとは思わん。

じゃから、こどもや家族が 「手伝ってやった」 と恩着せがましい表現をするのは違うと思う。しかし、 「こどもがお手伝いをするのは当然」 という思い込みも好かん。

どちらも互いに謙虚さと感謝を常に忘れてはならんと思うのじゃ。お手伝いから学ぶことは多い。なんにもせんでは自ら手伝うという気づきに至らんから、ここはちょっと工夫を凝らしてみんか。

「今いい?手伝ってもらいたいんだけどどうかな?」 と面白そうなあみだくじをヒラヒラとチラつかせてみよう。そこには細かく仕事が書いてある。

「テレビの部屋の掃除機かけ太郎」 「テレビの部屋の机の上のお片付け人」「洗濯物取り入れ係」 「洗濯物靴下干しべぇ」 
「洗濯物タオルたたみ屋さん  」         etc. 

こどもは広範囲であったり、単調な作業はすぐに飽きる。また、まだまだ未熟じゃから 「テレビの部屋の片づけ」 とザックリ広範囲を言われても何をどうしていいかわからない。うんざりする。

短時間で単純に作業が変わるように意識しよう。色つきマジックで一緒にあみだくじに線を足す。ストップウォッチで競争じゃ。遊びのひとつとしてより楽しく演出するんじゃ。

そして一緒に動く、声掛けを忘れない、しっかり褒めてしつこいぐらいに喜ぼう。ときには競争にわざと負けて悔しがる。

不完全、たとえば洗濯物がクシュクシュ丸まったまま干されていても決して干しなおさず、あきらめることがポイントじゃ。自分でやった方が早い。労力も使う。

しかし、手伝ってもらって『ラク(楽)』を得ること以上に未来に得るものは断然大きいぞ。  ぬほほほ。