第18回 やる気アップ!

子育てゼミナール

みなさんこんにちは!今回は 「 やる気 」 についてじゃ。

こどもが中学生ぐらいになると養育者は勉強が気になってくるのぉ。しかしじゃ、勉強はやる気を出すのは難しい。

努力忍耐継続が必要となるからな。しかも必ず結果として報われるかというと世の中そんなに甘くないと感じることが多いのも勉強じゃ。

一旦馬力でなんとかなるものでもなく、踏んばらにゃならん勉強の壁。そんな勉強にやる気を出せる子にするためにゃ、やる気スイッチを幼いころからしっかり育てにゃならん。

やる気スイッチを育てるためには、

①  自己肯定感
②  好奇心 
③  きちんとしている自分をかっこいいという価値観 

が必要となる。

 ①と②に関してはよく耳にするが、③については見落とされがちじゃ。

「 ダリー(だるい)・ウゼー(うざこい)・メンドくせー(面倒くさい) 」 に始まって、 「 だらだらすること 」 「 努力しない、だけどできる(才能がある)こと 」 「 服装を着崩すこと 」 など、反社会的な言動が未成年特有の 「 かっこいい 」 の価値観じゃったりする。

この価値観に囚われると 「 きちんとすること 」 は、「 ダサくてカッコ悪いこと 」 であり、勉強やスポーツでの自習や自主トレは恥ずかしさを伴う。

急にやる気を出して頑張ることはそれまで自分にないキャラであると、 「 抜け駆けをした 」 と友達に思われないだろうかというような後ろめたさが足を引っ張ることもあるの。

自分の 「 真面目さ、実直さ、努力、ルールを守る、誠実さ、マナーの良さ、社会的モラルを身に付けていること 」 などに自尊心を持つためには 「 きちんとしていることはかっこいい 」 の価値観をしっかり持っていなければならん。

それには、まず、身だしなみを整えてやることからじゃ。「 きちんとしなさい 」 と片付けなどを口うるさく言っているだけではこどもは反抗心を持つばかり。

世界中で 〝 服装が他人に与える影響力 〟 の研究がされておるが、服装は自分の印象を操作する演出である。

パリッとした服装をしていれば、他人はその第一印象をもとに 「 いい子、まじめな子、誠実な子 」 として扱う。

きちんとしている服装とは 「 清潔感があって爽やかな印象を与える服装 」 をいう。好感を持たれ、相手に警戒心を与えない。

逆に 「 だらしない感じがあって不潔な印象を与える服装 」 は周囲からそれなりの扱いを受けることが多い。

服装も自分の態度同様、人への 「 自分の取り扱い方 」 のメッセージとなる。

アイドルを意識した下着の見えそうなミニ丈、捻挫しそうな厚底靴、下げパン、崩して着こなすファッションもおしゃれじゃが、こどもが年齢的に幼く、自ら個性を主張しないうちは、正しい着こなしを教えてやりたい。

成長すれば、こども自身で自分流をみつけていく。養育者は、洗濯の時にパンッとはたいてシワが伸ばしてあるシャツやズボン、汚したなら、シミを一生懸命こすって落としたシャツ、破ったなら穴を塞いだズボン、こどものサイズに合った上下の服に靴下、靴。汗をいっぱいかいて帰ってきたならすぐに笑顔で着替えさせる。

「 (清潔な服)気持ちいいね! 」 と言って。襟を整え、ボタンをきちんと留め、出ているシャツはズボンの中へ、下がった靴下と運動靴のタンをしっかりあげ、靴ひもをキュッと結ぶ。 

「 ばっちりだね! 」 と元気に遊びに送り出してやれば、こどもはなんでもできる気になって外に飛び出していくぞ。

そんな日常の積み重ねが必ず大きな結果として現れるときが必ず来るのじゃ。

ぬほほほほ。