第38回  お休みした日

子育てゼミナール

 

 

はいはいみなさんこんにちは。

さてみなさんはこどもが長期で休んでおるとき、どんなふうにかかわるじゃろうか?「早く学校に行ってくれますように。」そんなふうに願っているだけではどんなに祈ってもお祓いしても、お忙しい神様には届かんぞ。

ならば、自分たちでできる限りのことをやってみんか?最初は頑張っていたのかもしれん。

でも辛くなってあるいは思い通りにはいかなくて、誰にも頼ることができなくて挫折してしまったのかもしれん。

じゃが、もう一回トライしてみよう。

そのときはタイミングじゃなかったのかもしれんのじゃから。

まずは、生活を見直そう。

同じような年頃の子はどんなふうな生活リズムを送っておるじゃろうか?

例えば小学校だったら、朝7時に起きて8時に家を出て8時半には学校に入り、朝の学活があって1限目から4限目を過し、12時半ごろから給食かお弁当、13時過ぎからお掃除して5限目6限目が終わってから帰りの学活、下校という感じじゃろうか?

では、そのような生活に近づけていくことから始めてみよう!まずは朝、起きなくてはならん時間に起こす努力をしよう。

少々、体の不調を訴えても、学校には行かず、家におるんじゃから、とりあえず無理をさせても布団から出させよう。

布団をたたみ、座らせよう。

次に本来なら8時までに出発せんといかんのじゃから、8時までに服を着て朝食と歯磨きを済ませよう。

ここから通常は登校じゃな。

さてどうする?

ぬほほほほ。

なまった体をラジオ体操でもしてほぐそうではないか。

その場で足踏みでも階段上り下りでもよいぞ。

なんでもよい。

みんなが足を使って雨の日も風の日も歩いとるんじゃからおんなじように背伸びでも何でも運動しよう。

8時半から学活じゃ。

朝の始まりの会は何をする?

親子で今日1日の予定を見直そう。

そしてよくあるのがそれぞれ学校独自でのちょっとした取組み。

5分間読書なるものなどがあるらしいの。

よいじゃあないか!さぁ、やってみよう!

今日の時間割はなにかな?

授業がわからなくてもよい。

1限目からおんなじことを真似したらいいんじゃ。

なにも問題を解かなくても良い。

解けるならといたらよい。

ドリルなんて特別にいらない。

あるなら使えばよい。

習ってないなら大事にとっておこう。

国語でも算数でも理科でも社会でも、教科書をとりあえず時間割通りに開こう。

開いた教科書をチャイムが鳴るまで音読したらよい。

音読に飽きたなら、教科書丸写しでいいではないか。

絵が書いてあったら絵を写そう。

教科書もどきのノートが出来上がりじゃ。

やったところまで大きな花丸書いてやろう。

教科書には素敵なしおりをはさんでやろう。

おおっと、お約束。チャイムが鳴るまで寝ころんじゃいかんぞ。

立ち歩いてもいかん。

漫画を読むことも音楽を聴くことも、テレビをみることもおやつを食べることもジュースを飲むこともいかんいかん。

特別なんじゃないのじゃから。

特別じゃないんじゃよ。

ある程度どんな事情があるにせよ、よほどの場合でなければ、〝学校を休んでいるから、じゃ、好き勝手していい〟わけじゃない。

楽しいことや息抜きは休み時間に取っておこうではないか。

はいはい、ではまた今度。