第41回 お出かけのお約束

第41回 お出かけのお約束

ぬほほほほ。

みなさんこんにちは。

最近はぶっそうなニュースが多くて子を外に出すのも不安じゃのう。

身を案じて小さな子にもスマホを持たせておる時代じゃ。

じゃが、過信してはいかんぞ。

非力なこどもはいざというときにスマホの力を活かせられんこともある。

スマホを持たせていようがスマホを持たせていない前提でのもしもの時の対処法を指導しておきたい。

また、必ず、養育者に声をかけていくようにお約束しよう。

「いつ」「どこへ」「だれと」「何をしに」「帰宅は何時」例えば、「いまから、〇ちゃんちに△さんと遊びに行くね。

もしかしたら三人で宿題してそのあと桜公園にいくかもしれない。

5時半までには帰るね。

〇ちゃんのおうちの電話番号は123-4567だからね。」は必ず言う、または養育者がいなければ置手紙をしていくようにしっかり約束しよう。

電話があるならば、「目的地に到着したとき」「伝えてあった行先から別の場所へ移動するとき」「自宅へ帰るとき」に電話を入れてくれるように言おう。

メールができるならメールもよいができるだけ肉声を聞ける電話をつかおう。

中高生になっても、養育者が子の身を案ずるのはとても自然なこと。

じゃが、中高生になってくると少し、思春期ということにも配慮してやりたいの。

青春特有の秘密もある年頃じゃ。

じゃから、少し自主性を尊重してあげられる言い方に切り替えていくことをおススメするぞ。

「出かけるときは〝いまからでかけるよ〟って必ず声をかけてね。そしてできれば〝どこへだれと〟って教えてね。でも絶対に言わなきゃいけないって思ってくれなくていいから、〇時までには必ず帰ってきてね。帰れないときは心配になるから必ず連絡してね。できるだけ帰るときに〝いまから帰る〟って連絡してね。そしたらあと何分くらいで帰るか予測できて何かあったときにすぐ気づけると思うと安心だから。」と〝できれば〟とか〝できるだけ〟と強制をしない柔軟な姿勢で真面目に柔らかくお願いしよう。

じゃが、どれだけ愛しているか、心配しているかを丁寧に伝えることもとても大事。

しかしじゃ、心配のあまり、いきすぎはいかん。

こどもに心配を見せつけすぎ、必要以上に恐怖をあおるような表現をしてはいかんぞ。

人生そのものが恐怖に憑りつかれた怯えの強いものになってしまう。

〝もしも〟の想定に対して危機管理意識と対応能力は持っておかねばならないが、〝もしもこうなったらどうしよう〟なる強迫的な不安でいつもがんじがらめの精神状態に追い詰めてしまっては本末転倒じゃ。

危険を回避するのは人生を理不尽な事件や事故に奪われることなく、人生を有意義に満喫するため。

それを〝子を失ったらどうしよう〟という養育者の強迫的な不安から、子の人生と心をないがしろにしてしまうことがある。

養育者自身は自分の不安を取り除くことだけに一生懸命になってしまい、子の人生をはく奪していることに気づけないまま、強迫神経症になるまでに子を追い詰めてしまうことも少なくない。

子を本当に思うなら、賢さを授けてやること。

そのうえで養育者は自分の不安と心配をグッとこらえて子を世に放ち、見守り、いざというときにはドンと支えてやろうではないか。