第37回  休養について

第37回  休養について

みなさんこんにちは。

さてこどもの様子がおかしいと感じたときどうしとる?神経質になるのはよくないが、夜はぐっすり寝てる、体に痣はない・・・そんな感じで〝いじめかどうか〟や身体的病気にこだわり、なんの対応もしないままなんとなく時が経っていってしまわないようにしてやりたいの。

こどもが大人になってからも引きずるような心の深い傷を負うのはできるだけ避けたいからのう。

じゃがこどもに聞いても言ってくれんこともあるし、たとえいじめがあるとわかったとしても、親だって心がたくましいとは限らない。

先生との相性があったり、相手方の養育者との関係があったりと不安だらけのこともある。

すぐに案を見いだせなかったり、すぐに勇気がでないときは、とりあえず休憩や回避をさせてみるのもひとつ。

心の休養を目的に園や学校、習い事などを欠席させたりし、ひとりの時間や養育者と密に過ごせる時間の余裕を持たせることも、お手伝いなどの負担の軽減またはしつけや教育の見直しをし、一時的にこれまでよりうんと甘やかしてやるなどの対応もときには大切な事じゃ。

じゃがこの『心の休養』の名のもとにはまりやすい落とし穴がある。

〝元気がないから楽しませてやろう〟とサプライズ三昧の大サービスはちょっと慎重にお願いしたい。

例えば試合で負けたとか、楽しみにしていたことがダメになったなど、それが一時的なショックやガッカリであり、それに対して喜びや楽しみを提供してやることで気分が復活し、もとの生活に戻れるならそれは有効。

じゃが心が慢性的に病んどったり、解決が困難あるいは根深い悩みを抱えとるときに、笑顔が見たい、元気になってもらいたいと考え、旅行にイベントにプレゼント、極端な保護や気遣い甘やかしなどの『特別扱い』を繰り返すことによって、現実世界に戻ることにさらなる不安を感じるようになったり、強い拒絶反応を起こすようになったり、社会で生きる力を失ってしまうことがある。

例えば、朝は好きな時間に起き、時間にもルールにも縛られず、のんびりゴロゴロ、〝心が病気だから〟とまわりは優しく心配してくれて、健康体そのものでも何かにつけて『無理しなくていいよ』と声をかけてもらえるうえに遊びに行くとなったら〝家に閉じこもっているよりいい〟と家族は社会生活復帰に期待を込め、喜んでくれる。

欲しいものだって前より簡単に手に入る。そんな毎日が当たり前になり、問題がすり替わってしまっては恐ろしい。

悪循環から『問題行動を起こせば我が通る』と学んでしまうかもしれん。

〝このままではいけない〟と周りが一般的な生活リズムに戻そうとするだけで強い抵抗をみせ、ときには自虐行為をちらつかせるようになることもある。

心のケアのための配慮のはずがいつのまにか自己中心的な性格や怠惰な人格に変えてしまったり、人間関係などの問題が改善しても集団行動への適応が難しくなってしまっていて不登校となることもある。

こどもに自分の人生を自分で豊かに生きてほしいと願うなら休息の間に『今こどもに必要なこと・今自分が応援できること』を懸命に探り、未来を見据えてプランを立て、けっして焦ってはならんができる限り最短で問題改善に至れるように労力を惜しまず、どうかあきらめないでいてほしい。

では、どうすればよいか、それはまた今度。