第36回 イジリとイジメ

第36回 イジリとイジメ

ぬほほほほ。みなさんこんにちは。

今日は前回の続きじゃ。

例えば、仲の良いグループにみえるがなんとなくひとりの子の立場が極端に対等でない気がするとき。

いわゆる〝イジリ〟〝パシリ〟〝ツッコミ〟〝からかい〟などが一人の子に集中している気がしたり、特定の子が苦笑いをよくしているように感じたとき。

おどけたり、ちょけた様子で言い返したりしとるから〝気のせいかな〟とも思うがなにか気になるとき。

そんなときは『いじめ』か『いじめじゃない』かという言葉に振り回されず、こだわらず、判定を下すことに労を費やさずに自分が感じたことを大切にして、まずはかかわってみようではないか。

誰にもバレず、話の途中で人が入ってこず、出入りの時に見られず、ひそひそ声さえも漏れない場所で話を聞く。

「こっちこっち」と手招きするなどして誘導し明るく、深刻な雰囲気にならないように声と動きで安心できる雰囲気を演出しよう。

優しく笑顔で小さめの声で「あのさ、ちょっと気になってることがあるんだけどいい?」と丁寧に切り出し、まず、こどもに約束しよう。

「先生は(〝おかあさんは〟等)絶対に〇君から聞いたことも話したことも誰にも言いません。もしも、先生が誰かに話したいときや何か行動するときは絶対に〇君に『話してもいい?』と聞きます。そして〇君が『いいよ』って言わない限り、絶対に勝手なことをしません。絶対に絶対にこのお約束を破ることはありません。」などと誠実に伝える。

そのうえで「〇君はいつも遊びの中とかツッコミで頭をパーンってはたかれたりしているけどどう思っているのかな?友達だから仕方ないと思っているけど、できる事なら頭を叩かないでほしいとか、自分だけがいじられるのはちょっととか、それとも全然気にしたことなかったとか、〇くんはどんなふうに思っているのかな?」などと少しずつ無理のないように、そして、こどもなりに〝空気を読んで〟〝雰囲気を悪くしないため〟など人間関係の配慮をしていることをわかっていると表現したうえで(人間関係をとくに意識している子も意識していない子もいるが一応)、客観的に見ていて気になっていたことを聞いてみよう。

そのうえでとても苦痛を感じているようなら手を打つための段取りを早急にしたい。

その場合、こどもにこれからも今のメンバーと付き合っていきたいと思っているか、離れたいと思っているかを確認することも大事じゃ。

付き合っていきたい意思があるようなら付き合っていくにあたってそれなりの現実をこどもであろうが受け止める心の準備をさせておかなくてはならない。

こども自身が行動を起こしたり、大人が介入したりしたからといって友達の人格そのものが急激に変わることはまずない。

変化の可能性があるのはその友達と自分との関係性じゃ。

行動を起こせばそれなりの反応が起こる。

じゃが、期待の結果となるかどうか、未来は誰にもわからない。

円満解決や絆が深まる良い結果になることもあれば、衝突や亀裂が走る悪い結果となることもある。

こどもとともにできる限りの予測をしながら、今の状況を抜け出すための〝計画〟や〝作戦〟を綿密に立てて行動に移そう。

決して、慌てて思い込みや大人の自己満足に過ぎない先走った行動をとらないこと。

こどもの人間関係をぶっちゃかしてしまったり、こどもとの信頼関係を損ねてしまったりせぬように慎重にな。

さてこの続きはまた今度。