第32回 双子コーデ

第32回 双子コーデ

ぬほほほほ。みなさんこんにちは。

最近は〝双子コーデ〟が流行じゃ。友達同士でお揃いとは何とも楽しそうじゃの。

小学生頃から少しずつ養育者から離れて精神的に自立していかなければならなくなる。

養育者と友達の間を心は行ったり来たりする。

精神面での親への依存はまだ高いが、養育者にベッタリは恥ずかしいし、でもそんな自分は他人にどう見られているのだろうと不安になる。

自分の言動には鈍感で他人の言動には敏感な児童期から青年期。

若さはとても楽しいが、心は未熟で視野が狭いために〝悪口言われていないか〟〝笑われていないか〟〝仲間外れにならないか〟などと自分の小さな世界で友達関係のストレスを感じやすい。

双子コーデはそんな不安を緩和してくれる。

お揃いをすることで一体感を感じられ『仲良し』アピールができる。

『それ、変』などと言われないか自分のセンスに自信を持てないが、友達と同じなら安心できる。

少し個性的なファッションも双子コーデならちょっと優越感。

人の注目を惹けてアイドル気分で承認欲求が満たされる。

双子コーデは若者たちが自分たちの意思で遊び感覚で楽しんどるの。

昔からも養育者が兄弟姉妹にペアルックさせたり、お揃いグッズを持たせたりするのもよくある。

なんだか親までワクワク「まぁ、可愛い。オソロでモデルちゃんみたいね」なんて近所の人に言われたらうれしい。

じゃが、こどもが望んどらん時期はちょっと、わしから提案じゃ。

こどもそれぞれに一から選ばせてみてはいかがかの。

兄弟姉妹にお揃いっぽい物の中での色違いとかデザイン違い、柄違いなどにこだわるのではなく、まったくお揃いを意識させないで個々に選ばせる。

例えば洋服売り場で「どのおズボンが好き?」「どんなスカートがいい?」こどもが小さくても抱っこしながら声をかけていこう。

忙しいし時間もかかる。

養育者がチャチャッと選んでしまえばいろいろ都合もいいがここはちょっと労力を惜しまずしてほしいところじゃ。

「この色とこの色があるけどどれがいいかな~?」と聞いてやる。

「こんな柄やこんな絵が描いてあるのとあるけどどれにする?」偶然、お揃いならそれもいい。

予算より高い品を選んだら「あらっ、〇円する。ごめんね。これは少し高くて今日は買えないから、ここの数字が〇円のを選んでくれる?」などとお話ししながら買い物をしよう。

ここで大切なのは初めからぐずらないように限定した中で選ばせるのではなく、そこそこ自由のある選択肢を持たせる。

「これしかイヤ!」とぐずったときはちゃんとお話しする。

こどもが我慢を覚え、聞き分けできるようになる練習のチャンスと思って繰り返し言い聞かせる。

こどもじゃから当然、気に入ったものをあきらめるのは至難の業。

駄々っ子もかんしゃくもたくさんのエネルギーがありあまっとる証拠。

まったく恐れずとも良い。

周りに迷惑がかかると思ったら「よーしよし、ごーめんね」と柔らかいリズム調で声掛けしながら背中をさすり、お店の外でゆったりとなだめよう。

決してつられて怒らない。

もう一度選び直すか出直す余裕を心にいつも持って。

落ち着いたらおりこうさんじゃあ。

「えらいね。いい子だね。ありがとうね。大好き」と必ず褒めよう。

さて、この続きはまた今度