第16回 習い事 ~続~

子育てゼミナール

みなさん、こんにちは。今回は習い事についての続きじゃ。

習い事を始める前にサッカーにテニス、スイミング等々、身近なことなら 『即!スクール』 の前に一緒に遊びから初めてみてはどうじゃろう。

忙しいじゃろうが、ここは意を決し、親子などで習い事ごっこと称して公共の体育館、プールなどを利用し、練習に取り組んでみてはいかがかの。

スクールに通うことの付加価値も大きいが養育者と共有する時間はこどもの心を豊かに育てる。

数か月、様子をみてから、スクールへの入会も遅くなかろう。そのままで十分満足する子もいれば、自分の性分には向かないと気づく子もいる。

それはそれでよいし、ますます関心を高めたこどもは、養育者との楽しかった時間が心に記憶され、これから新たに始める習い事への意欲と継続力につながるじゃろう。

こどもは人と人とのかかわりの中で心が育つ。人生の生き方をもが左右される。

そんな大切な時期は体験入会の時、先生の肩書や技能に気を取られすぎず、良い刺激や良い影響力を与えてくれる人間性豊かな大人とたくさん関わらせてあげられることを意識したいの。

習い始める前にお約束じゃ。短期の〝辞めちゃいかん〟期間を作ろう。最低半年、長くとも一年間をお勧めするぞ。

半年の理由は2、3か月すると飽きてくるが半年もすると上達に少し手ごたえを感じだすことが多い。

1年の理由は、オールシーズンを経験できる。冬、寒くなってくるとどうも家からでるのが億劫になるからの。この時期を乗り切らせてやるのも大切じゃ。

すぐに辞めるのはマイナスじゃが一年以上のお約束もきつい。こども時代は短く、あっという間に過ぎ去ってしまう。

そんな時期にイヤイヤ習い事を強制してまで忍耐や初志貫徹を学ばせることより、こども時代にこそ、もっと大切にさせてあげたいことがほかにも山ほどあるからの。

確かに忍耐・努力・初志貫徹の精神は大事。しかし、それはほかのシーンでも学ばせられる。

さて、「お腹が痛い」「頭痛い」が多くなってきたらどうしようか。明らかに病気なら安静にせんといかんの。じゃが、そうじゃない場合もある。

熱もない、少々のことなら思い切って連れて行ってはどうじゃろう。先生に「様子が良くなければ見学させてください。」と丁重にお願いしておく。

こどもからも「体調が悪いのでえらくなったら見学させてください。」と自分で言うように話す。意外とお迎え時には元気なことが多いぞよ。

なんとなく 〝 行きたくない虫 〟 が騒ぐことは誰にでもある。そんなとき背を押してやれると、こどもの生き方にプラスとなる。

じゃが、お約束は振りかざさんでおこう。「約束したよね」 を繰り返すと 〝 約束 〟 という言葉に拒絶反応を示すようになるぞよ。

体調不良のアピールには優しく真顔で 「 そう。痛いのね。じゃ、始める前に先生に言いに行こうね」 と言おう。

「今日は休む」と言われても、首を横にゆっくり振り、まっすぐな目で見つめ「ううん。行くよ。」とブレずに言おう。

じゃが、体調不良を感じなくとも、気になる様子を感じたときには、また違った対応が必要になってくる。おおっと、もうこんな時間じゃ。

この続きはまた今度。さらばじゃ。