第2回 ストロークスパイラル⁉

子育てゼミナール

  みなさん、こんにちは。今回は「ストロークスパイラル」についてじゃったな。人はプラスのストローク(思いやり・微笑みなど)を与えてくれる人にはプラスをお返ししたくなるが、マイナスのストローク(批判・不愉快な表情など)を与えてくる人にはマイナスで仕返ししたくなる性質を持っておる。

  プラス(感謝・誠実など)はプラスを呼び、マイナス(恨み・嘘)はマイナスを呼び、それは渦巻きを巻くようにどんどん増大し、プラスは上へ上へと幸せに、マイナスは下へ下へと不幸に向かう。
つまり、プラスは信頼と愛情のスパイラルを築き、マイナスは、不信と憎悪のスパイラルを築いてしまうんじゃな。
  

ストロークのやりとり

 マイナス(ストレス)が溜まっとると、つい、きつい口調になってしまうなどよくあることじゃ。しかし、そのマイナス(どうしてきちんとできないの!など)の発言により、こどもから自分のところにマイナス(問題行動や気持ちのすれ違い)が返ってきてしまう。非常に残念じゃな。

  こどもには「自分は愛されている。世の中は素晴らしい。自分は世の中に必要とされている人間だ。」という確固たる自信を持たせるために無条件(言動に関係なくストロークを発信すること)のプラスを普段からふんだんに使い、してよいこと、悪いこと、しなければいけないことの分別がつくことで社会生活に適応できるように、条件付き(その言動に対して評価し、ストロークを発信すること)のマイナス(しつけ)を適度に使おう。

  条件付きのマイナスストロークを上手に活かしながら、今日から毎日、こどもに、呪文のようにプラスの言葉(「大好き」・「大事」など)と魔法をかけるようにプラスの表現(笑顔・抱擁)を惜しみなく発信し続けることからはじめよう。

ストロークスパイラル

 そう、先にプラス(「ありがとう」「嬉しい」「頑張ってるね」など)を出すか、マイナス(「何度言ったらわかるの?」「うるさい!」「あなたはダメなんだから!」「前にも言ったでしょ!」など)を出すかでその後の親子関係は大きく変わる。

 さぁ、プラスのストロークスパイラル(心豊かな幸せの人生)をこどもと共に描こうではないか。

ぬほほほほ。